Merry Go Round/ REDDISH COLLECTORS NO DEAD ARTIST

ようやく1stフルアルバム

1. 心臓 ★★★☆
再生ボタンを押した瞬間ドン引きするであろうシュールなゴシックロック・・・というか心臓ロック。
「棘のはえた君の心臓 棘のはえた君と君の心臓 (ry サワリタァァイ」
どこかスタイリッシュな演奏に乗せボーカルが歌います。
君の棘の生えた心臓の右心房と左心房と右心室と左心室を解剖してみたい夜にIMPLANT

2. REDDISH MY CHAINSAW ★★☆
1分程度のドロドロと何かが溢れ出しそうなメリゴ流ハードコア。相変わらず、激しさはないですが気持ち悪いシャウトです。

3. LILY
リリーさんに話しかけます。Sのメリーさんとは特に関係ありません。

4. SEX69 TURN TABLE ★★
だらだらと「シックスティナイン」連呼し、サビでぐっちゃぐっちゃ叫ぶ。タイトルにターンテーブルとあるだけに、後ろはDJっぽさ取り入れてます。

5. CHEMICAL CANDY SHOW CASE ★★★★
おそらくリードトラック。聴きやすさも兼ね備えてますが、基本的に人体を解体してるような禍々しいハードコア。
でも「インテリジェンスな君の下半身」だの訳わからない事歌ってます。こ、これがシリアスな笑いか・・・。

6. BEAST ★★☆
怪しげな音を絡めてくるギターをスパイスに、淡々と5分間同じフレーズを刻み続けるベースメインで進行。
ボーカルは相変わらずドロドロしていますが、今度は所々にメリゴラップ入ります。

7. MY SWEET LITTLE BABY ★★☆
ねっちゃねっちゃした始まり方だ・・・。1分半
で終わる、ぐっちゃぐちゃしたボーカルとスタイリッシュな楽器隊が相反するゴシックロック。

8. ザクロ色の月と狂った恋の旋律 ★★★★
シングルとは思えないシングル曲。8分ちかくあります。
ベースとボーカルは不気味さを、アコースティックギターは美しさをそれぞれ奏で、これぞまさにメリゴバラード!
たまーに月の赤い夜がありますが、そんな日に月見しながら聴きたいです。

9. HYSTERICな少女 ★★★☆
不安を煽るテンポの早いハードコア。しかしポップさもあります。
ボーカルはヒステリックな少女連呼してるだけかと思いきや、禍々しい早口言葉言ったりハァハァ喘いだりヘェヘェ笑ったりゲェゲェ吐きそうになったり忙しそうです。
でも三歳児は少女じゃなくて幼女だと思います。

10. Candy red ★☆
静かでホラーな演奏をバックにしたボーカルの語り。

11. Fura×2 ★★
親がいる前では聴いていけない、お茶の間を凍らせるハードコア。
終始バック(性的な意味じゃないよ)で女性がアンアン喘ぎ声。
当時、始まった瞬間音を全力で絞った思い出。

12. 切断TV ★★★
ボーカルも演奏もテレビがぶっ壊れた感じを演出してます。貞子も逃げ出して生きそうならテレビですが・・・。不協和音全開。こういうの嫌いじゃないですよ。

13. PSYCHO ★
9分ちかい長尺のゴシックバラード。アコースティックギターがメインで、盛り上がり所なく延々と不気味かつ静かに進んでいきます。
友人はサイコーサイコー言うのですが、未だにぼくには何がいいのかわかりません。雰囲気を楽しむ曲。

69. 赤い絲 ★★★★★
シークレットトラックかつシングル曲。シングル時よりかなり洗練されてます。おそらく、メリゴで1、2を争う聴きやすさなのではないでしょうか。
普通に美しいアコースティックなラヴバラード(もちろん所々表現がおどろおどろしいですが)。
午後の紅茶飲みながらゆったり聴いてください!

総評
「赤」がテーマのアルバムなだけあり、その色彩がよく表現されてます。血とか血とか血とかばっかですが。
幻覚α波と違ってそんなにプレ値もついてないし、出来もいいです。