PIERROT/HEAVEN - V系CD簡易・辛口レビュー

3rd

0.PARADOX ★★★★
PCに取り込むのに苦労した曲。
キリト節炸裂の疾走タワレコ限定シングル。
これぞピエロックですね。似非哲学、似非科学的というか。
それを表現したシンセサイザーもいい味だしてます。

1. HEAVEN ★★☆
オープニングらしい壮大なミディアムバラード。
特筆する点はありませんが、キリトさんの優しさが感じられます。

2. 新月 ★★
ビジュアル系らしいクールに走り抜けるロック。普通。そう、普通なんですがピエロにはこの普通さが新しい。新月って言葉がぴったり。

3. DRAMATIC NEO ANNIVERSARY ★★
ﾄﾞﾔｯとしたサイバーなギターリフが特徴的な少しばかりデジタルな感じのラウドロック。
シングル曲だという先入観により何だか駄曲に聞こえてしまいます。アルバム曲だったらいい曲。（我ながら訳わからん評価だ）

4. HOME SICK ★★★
胸が張り裂けそうなほど切なく力強く声を張り上げるキリトさんを後押しするかのようにヘヴィなベースをリフレインさせるキリトさんの弟。
兄弟の絆が感じられる一曲です。

5. LOVE&PEACE ★
ここからアイジ曲３連発。
うねうねゆがむ変態的なサイバーサウンドがバーストする捨て曲。

6. COCOON ★★
クリスマスソング。なんかてきとーにぱぱっと作った感のあるポップスですが、J-POP耳のぼくはある程度満足です。

7. BELIEVER ★★
倦怠感あるギターで始まり、そのままだらだらと続けるロック。皮肉たっぷりのBメロからのガチャガチャしたサビがいい感じです。
ギターソロあります。

8. AUTOMATION AIR ★
キラキラさせたギターを前面に、ボーカルを引っ込ませて浮遊感を出した駄曲。
サビは良メロで切なく疾走するので着うたにでもしたらいいかもね。

9. 壊れていくこの世界で ★☆
終末世界を悲しく切なく表現したバラード。曲と詩もさることながら、まずタイトルからしてあざとい！
壊れていくこの世界でキリトさんと２人きりでいたいバンギャルをターゲットにした売れ線凡曲。

10. OVER DOSE ★
キリトさんが「俺が神になる！」と宣言して終わる攻撃的なナンバー。この手の曲は次作のID ATTACKのほうが上手く作れてますね。

11. REBITRH DAY ★★★★
鬱気味、苦しげに疾走する終末ロックですが、後ろでシンセ使って綺麗な儚さ表現してるリードギターが曲に華を添えます。
テーマは9と同じですが、カップリングのこっちのほうが数倍いい。
ここからアイジさんの本領が発揮されたようです。

12. BIRTHDAY ★☆
この世界に生まれてくるキリト信者達を祝福した壮大なバラード。
こいつを7分半も聞かせられんのか・・・と思いうなだれてたら、2分半で終わってポートラに移ってくれたので★+1。

13.SUPER STRING THEORY ★★★☆
爽やかで朝に聞きたくなる、ピエロらしさを押し出したメロディアスポップス。
こういう曲をシングルにすればファンも一見さんも満足させることができてたかも。

総評
次作から楽曲はアイジさんが台頭するようになり、キリトさんもスランプっぽくなるのでキリトワールドはこのアルバムが最後です。